ジャパンエレベーターサービス 株主総会 6/26
初体験してきましたよ。株主総会ってやつ。
冴場ファンの方は分かってくれると思いますが
やはり 6544 ジャパンエレベーターサービスを選びました。
伝えたいことは山ほどあるんですが
なるべく簡潔にまとめるので、しっかり読んで、しっかり理解して
「いい会社やな」と思って、明日ぜひ株を買ってください。
場所は日本橋。午前10時より。
余裕をもって到着したんだけど、ん?思ったより人が少ない?
多分全部で50人くらいだったかな。意外とおじいちゃん多いな。と。
平日の午前だしそらそうか。
定刻となり取締役の方々がご入場。
石田社長やっぱりオーラあるな。強烈なリーダーシップやで。
まずは今期の事業報告および
今後の課題・事業展開をお話しくださいました。
重点を置いている5つの課題
1.リニューアル事業の強化
独自に開発しているリニューアルサービス「Quick Renewal」を強化しリニューアル事業をさらに伸ばしていく。従来の一括リニューアルは1週間程度要していたところを半日程度でできるサービス。期間は短い、費用も安くなるのでEVオーナーにとっては魅力的になる。リニューアル後は保守も見込める。
うんうん保守よりもリニューアルの方が利益が大きいしね。
2.新規メディア事業(LIFT SPOT)
新たに立ち上げるメディア事業。
エレベーター内に防犯カメラ内蔵のサイネージスクリーン(iPadのようなタブレット)を無料で設置し企業の映像広告を流し広告収入を得る。
EVオーナーにとっては無料で防犯カメラを設置してもらえ安全性が高まる。
JESにとっては媒体費用なしで広告収入を得られるのはもちろんのこと
このサービスにより既存顧客満足度の向上、ならびにこのLIFTSPOTをフックに新規の保守契約の獲得を狙えるのではなかろうか。
このIRが出たときはわくわくしたなぁ。あまり株価は動かなかったけどのう。
これ、あれば絶対見てしまいますよね。エレベーター乗っているとき階数表示見ている人多いやろ。
3.保守契約台数の増加
関西地区・東海地区に一層の注力をし、増やしていく。
4.リペア事業の強化
故障した部品・交換して取り外した部品を自社で修理して再利用。
5.海外事業の強化
インドにおいて保守・リニューアル・さらには「新設」を手掛ける。
グローバルスタンダードを目指していく。
3~5に関しては後の質問・回答形式の方が分かりやすいと思います。
そして
ここからが株主総会の醍醐味というんですかね。
審議(質疑応答)が始まりました。わたしも調子に乗って質問してしまいました。以下わたしが印象に残ったものを覚えている範囲で。
Q:海外事業について。なぜインドなのか?
A:規模・台数の観点で常識的に考えると中国になるが、中国は保守のやり方や法整備、国民性などの問題で参入しづらい(したくない?)。なので親日でもあるアジア圏第二の大国インドを主軸と考えている。
Q:人材の確保はできている?どう考えている?
A:ここ数年は30~40名新卒採用をしている。また独自の教育プログラム(STEP24)を組んでおり約2年かけて現場に対応できるように育てている。
Q:地震など災害への対策は?
A:新設したJICを筆頭にコントロールセンターなどスムーズな復旧ができるようなシステムを作って対応している。また定期的に災害訓練も行っている。
Q:市場変更、同業他社のM&Aについて
A:インサイダーに抵触してしまうためお答えできない。
東証一部への鞍替えは長い間ささやかれていますが、まあこの答えになりますよねどうしても。でも逆に言えばその方向ということじゃないです?
Q:リペア事業についてもう少し詳しく
A:故障したパーツや部品交換した古いパーツの方を自社でリペアをし在庫・再販することで幅広い保守・リニューアルに対応できる。定款変更の「古物の取り扱い」はこのリペア事業のため。リペア事業は利益率がかなり高い。儲かる!
Q:現在の保守契約数の内訳について
A:マンション関係(住宅)が約6割、その他が約4割となっている。
Q:保守契約数の伸びについて(1年間)
A:全体では約4,600台の新規保守契約増。そのうち強化真っ只中の関西は1年で約700台、海外(インド)は約600台。保守についてはこれくらいの数字は向こう3年間は持続できるしさらに増やしていく。
実績に裏付けされた自信がどーんと出ていましたよ!
Q:新設事業への参入は?
A:国内においては参入予定は考えていない。ただ海外事業においては推進している。
などなど。とても興味深い時間でした。
そしてこの後の議決後、新任の取締役の方の紹介がありました。
若い女性がお二人新任されたので実はかなり注目していたのだけど
私の席からはあまりよく見えなかったのである。。ざんねん。
まとめ
事業の性質上、爆発的に伸びるということはないのかもしれませんが
着実に業績を伸ばしていくのは容易に想像ができるのではないでしょうか。
旧態依然としたメーカー系より時代は独立系そうJESを求めている!
何より自分の目でその時代の変化に気付けていることがかなり大きいです。
おかげでどこへ行ってもエレベーターに乗るとついシールを探してしまう癖がついてしまいましたがね。。
これからも応援を続けていきます。
では。
最後になりますが、解釈の違いや私見が入っている箇所もあるかと思います。
間違っている点ございましたらすぐに訂正させていただきます。